不動産事業史より捉えた新京阪鉄道沿線の分譲住宅地開発事業の研究

谷内田 武宣
指導:浅香勝輔教授
  従来、施設配置の際に距離を指標として用いることが一般的である。しかし、実際に利用者が任意の施設に行く場合、考慮に入れるのは施設までの距離ではなく時間である。このことから、施設配置の際に時間を考慮に入れる必要があると考えられる。そこで、本研究では長さの単位が物理距離ではなく時間距離である時間地図を利用し、旅行時間を用いた施設配置方法を提案した。本方法の特徴として、実地図では不変である時間の経過による交通状況の変化などに対応することができる。また、視覚的に施設の圏域の変化を把握することができるため、施設周辺住民への説明会といったプレゼンテーションの際の資料として有効性が高いという2点があげられる。
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