都市公園における民間事業者の参入方策に関する研究

杉本耕作
指導:宇於崎勝也教授
  都市公園のストックは年々増えてきているが、公園の維持管理に関しては今後深刻な財政難や人材難が想定されている。そのようななか、近年では民間活力を活用した制度が充実してきており、今後ますます民間事業者が参入した都市公園が増えていくと考えられる。本研究は都市公園の維持管理・運営における3つの民間事業者を導入した制度を、事例となる公園の維持管理・運営の実態から明らかにした。地方公共団体へのヒアリング調査から民間活力により公園の魅力が増すこと、民間事業者から地方公共団体に還元される収益は公園に還元されていないこと、制度の締結期間が重要であることなど、制度ごとに実態を明らかにし、3つの制度それぞれに対して提案を行った。
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