市街地再開発事業により建設された再開発ビルの再生手法に関する研究
−関東地方を対象にして−

鈴木悠太
指導:根上彰 教授・長岡 篤助教
  1969年から市街地再開発事業が適用されるようになり46年が経過し、全国で850を超える地区で再開発が行われてきた。一方、自治体が関与するという点で、市街地再開発事業を利用した建築物は他の区分所有建物よりも公共性が高いといえる。しかし、事業完了当時は賑わいがあるものの、その後の地域の変化や建物の老朽化等により、核店舗の撤退や、空床率の上昇を引き起こす等の問題が生じている。そこで本研究では、関東地方の1都6県で行われた市街地再開発事業を利用した建築物を対象として、稼働状況及び再整備の方法を把握、3事例について自治体の関わり方等を精査し、自治体の関わり方の留意点を提示した。
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