津波被害を想定した「震災前地区別復興計画」に関する研究 |
大塚 宏樹 |
指導:横内憲久教授・岡田智秀教授 |
2011年3月に発生した東日本大震災を契機に、全国的に津波防災対策の見直しが急務とされている。しかし、今回の復旧・復興事業は発災から5年以内完遂という時間的制約や災害直後のパニック状態に検討を進めていることから、さまざまな問題が生じている。その解決方策のひとつとして、津波の来襲前に予め震災後の復興計画を検討することが重要になろう。そこで、福島県いわき市沿岸部全17地区の「復興事業」の地形特性の分析・実施プロセスの分析を通じて、津波災害を想定した「震災前地区別復興計画」のあり方を導くことを目的とする。その結果、いわき市における「復興事業」の課題点を捉えるとともに、震災前復興事業メニューと震災前復興計画検討プロセスを提示した。 |
戻る |