土地区画整理事業地区内における地区計画導入による土地利用への影響に関する研究
−東京都内5区の事例に着目して−

飛田 裕也
指導:宇於崎勝也准教授
  わが国における土地区画整理事業は土地のみを対象とした基盤整備であることから、整備した宅地が有効に利用されていないことが問題となっている。これらの課題に対し、近年では地区計画や建築協定による建築物の誘導を伴った事例が多く見受けられるようなっている。しかし、これらの規制・誘導の項目には差異があり、必ずしも良好な居住環境の形成に繋がってはいない。そこで、土地区画整理地区内における地区計画制度の導入に着目し、規制・誘導に期待できる効果を明らかにすること同時に、居住環境の悪化が懸念される住宅供給の抑制に向けた留意点の抽出と対策を提示した。
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