温泉地における空き店舗活用に関する研究
−7つの温泉地の事例を通じて−

森 春樹
指導:横内憲久教授・岡田智秀准教授(兼担)
  温泉地の衰退による商店等の閉店に加え、経営者の高齢化や後継者不足といった問題から、温泉地では空き店舗が増加している。そのため近年では、様々な空き店舗活用が実施されている。しかし、温泉地の地域特性は異なるため、空き店舗活用の目的等にも影響があると考えた。そこで、空き店舗活用への経緯や目的に加え、行政の政策等を調査することで、今後、空き店舗活用を実施する温泉地に対し、活用の際の指標や留意点を示すことを目的である。調査の結果、温泉地における空き店舗活用方法には、観光地としての向上を目的とした「観光創生的活用」と人口増加や居住地としての魅力向上を目的とした「居住地的活用」が存在することが捉えられた。
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