スマートシティ政策における「地域コミュニティ」形成に関する研究
−スマートハウスの展望からみる可能性について−

河野 琢磨
指導:横内憲久教授・岡田智秀准教授(兼担)
  近年、都市化や先進国における既存インフラの老朽化、さらには少子・高齢化や税収難といった様々な社会問題に伴い、都市やインフラのあり方にも変化が求められている。そこで、IT(ICT)を用いたエネルギー分野の取組みにより、それらの問題に対応したまちの形成を目指す「スマートシティ政策」が昨今、注目を浴びている。しかし、現状の取組みは導入される機器の検証や、それらを普及させるための仕組みづくりなどに傾注されており、まちに実際に居住する「住民の生活のあり方」が軽視されているものと考える。そのため、自身は本論文を通じて、スマートシティにおける、住民の「コミュニティ」にも着目していくことの重要性を提言している。
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