海外成長都市圏における不動産投資の留意点に関する研究

竹村 清孝
指導:根上彰生教授
  財政破綻等の懸念や東日本大震災の発生等の理由により、多くの国民が将来不安を抱いている日本であるが、近年、日本人の海外不動産投資が増加している。海外不動産投資は、万が一、日本が財政危機等に直面し急激な円安になった際のリスクヘッジとなる。したがって、この海外不動産投資を、より確実でリスクを抑えた投資とするための留意点を明らにすることは大変有意義である。そこで個人が投資をし易いコンドミニアムへの投資を、現時点で行うのに適当な場所としてニューヨーク、ロサンゼルス、シドニー、クアラルンプールの4都市圏を選出し、現地調査を中心にした調査を行い、各都市圏の不動産市場の状況と特色を踏まえたうえで、投資をする際の留意点を明らかにした。
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