高経年分譲マンションの実態と今後の方向性に関する研究
−千代田区内の1981年以前に建設されたマンションをケーススタディとして−

塚 隆一
指導:宇於ア勝也准教授
  分譲マンションは都市の居住形態として確実に定着しつつあるが、一方で、築後30年を超えるマンションの老朽化が懸念されており、マンションの適正な維持管理の重要性が増してきている。本研究では、早い時期から分譲マンションが建設され、マンション化率の高い東京都千代田区を対象に、高経年マンションの劣化状況の把握を行った。その上で、マンション再生に向けての事業性と管理組合のインセンティブに着目して、東京都の建替え実態を踏まえた検証を行い、高経年マンションの選択すべき今後の方策について明らかにした。
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