水上交通を活用した地域活性化に関する研究
−活性化事例に基づく多摩川水上交通モデルの提案−

新宅 将志
指導:横内憲久教授、岡田智秀准教授(兼担)
  水上交通は、都市の発展に大きく貢献してきたが、陸上交通網の整備や水質悪化等によって衰退の一途を辿った。こうした社会状況のなか、1999年より河川敷地の活用方法について地方自治体が主体的に判断できる包括占用制度が開始し、河川敷地活用の規制が大幅に緩和されたため、民間資金の導入など各地の特色を活かした多様化が期待されている。そのため、地域資源として水上交通を活用することも、地域活性化を促す手段として有効な選択肢のひとつになると考える。そこで、本研究では、地域活性化において水上交通を活用する意義と、その実現に向けて満たすべき要件を検討し、水上交通を活用した地域活性化モデルを提案した。
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