海岸地域における広域景観計画の運用実態に関する研究
−天橋立地域と関門地域の比較を通じて−

清永 修平
指導:横内憲久教授、岡田智秀准教授(兼担)
  海岸地域の風景は広域にわたっていることが大きな特徴のひとつであり、良好な景観形成を図るためには、隣接する自治体相互が連携した「広域景観連携」が重要になると考える。しかし、2005(平成17)年に全面施行された景観法では広域にわたる景観形成の必要性については触れられていない。そのため、広域景観連携の普及による景観保全・活用を図るためには、広域景観連携の留意点を明確に示すことが重要であると認識する。そこで本研究では、海岸地域における広域景観連携の促進に向け、天橋立地域と関門地域の広域景観計画事例について考察を行うとともに、ヒアリング調査を通して広域景観計画における運用実態について明らかにした。
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