宮城県塩竈市における復興まちづくりに関する研究
−新潟県柏崎市えんま通り商店街の復興過程を踏まえて−

石山 拓実
指導:横内憲久教授、岡田智秀准教授(兼担)
  わが国は2011年の東日本大震災によって甚大な被害を受け、2年が経過する今日であるが、そこからの復興はさして進展していないといわれる。そして、1995年の阪神淡路大震災の復興の教訓より、今後の復興は、復興後も持続的な地域管理が行われる可能性の高い住民主導によって実現されるべきと考える。そこで本研究では、阪神淡路大震災と対照的に評価される2007年の新潟県中越沖地震の被災後、住民主導によって推進される新潟県柏崎市のえんま通り商店街の復興まちづくりを過去の学ぶべき復興事例と捉え、住民主導の復興まちづくりの要件を把握した。それを踏まえ、この度の東日本大震災で被災した宮城県塩竈市の復興まちづくりに対して示唆を与えた。
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