減築を用いた商店街活性化のための整備手法に関する研究

谷口 博城
指導:横内憲久教授,岡田智秀准教授(兼担)
  昨今、中心市街地の衰退を契機にシャッター通りと揶揄される商店街がみられ、年々、商店街の空き店舗は増加している。このままの状況では、衰退の兆しがある商店街もシャッター通りとなる可能性が推察できる。そこで、本研究では減築を用いた商店街活性化の整備手法を提案している。そのなかで、商店街における減築の有用点では1)減築跡地の活用自由度の高さ、2)公有地との融合性、3)通景の確保、4)店舗ファサードへの関心の4つを、さらに減築の合意形成の問題による解決策を明らかにした。その結果、商店街活性化に向けた減築跡地の活用と減築計画および減築跡地の事業・管理・運営主体の役割、減築整備および減築跡地に関する費用について明示した。
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