都心型漁業を核としたまちづくりに関する研究
−首都圏3000万人漁師化計画の提案−

中島 誠仁
指導:横内憲久教授,岡田智秀准教授(兼担)
  本研究で着目した「都心型漁業(大都市都心の漁業)」は、漁場の環境悪化や漁業従事者不足など、その衰退が顕著にみられ、今や風前の灯となっている。だが、このような漁業風景の存在は、周辺地域に様々な効用をもたらす可能性があるため、今後は、まちづくりの核として注目していくべきと考える。そこで、本研究では、東京都大田区羽田地区をケーススタディとして、消滅に近い都心型漁業を回復させるために、漁場の再整備(環境・観光促進)のための労力を首都圏3000万人を活用することによって果たそうといった「都心型漁業モデル」を提案し、社会実験・ワークショップなどより、その実現可能性を検証した結果、実現が可能であることを捉えた。
戻る