農村景観の持続に向けた風景観の継承に関する研究
−岐阜県岩村町富田地区を対象として−

川島 正嵩
指導:横内憲久教授,岡田智秀准教授(兼担)
  近年、農村地域の振興策として、景観まちづくり活動が全国的に取組まれている。農村景観日本一と称されている岐阜県岩村町富田地区においても、20年以上に渡り展開されている。しかし、これまでの取組みとその成果は、成人を対象にしてきたものであった。今後、現状の良好な風景を持続させていくためには、次世代の担い手との世代交代が必要となる。そこでは、取組みの引き継ぎだけではなく、風景に対する価値観(風景観)の継承も併せて重要となろう。そこで本研究では、富田地区における世代間を越えた風景観の継承に向け、小学生と大人の風景観を明らかにし、両者の共有状況を継承と捉えてその継承要因を考究し、風景観の継承方法を提示した。
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