水域の不動産的価値に関する研究
−新型案件における水域の土地的利用について−

加藤 悠大
指導:横内憲久教授,岡田智秀准教授(兼担)
  わが国において、運河などの水域は公有物であるため海運業など特定の事業者に水域占用許可が与えられ、水域を他の事業者が使うことは困難であった。しかし、東京都で策定された運河ルネサンスにより水域占用許可の規制緩和がとられたことで、水域に水上レストランが建設され、不動産は陸域だけではないことの端緒となった。そして、この水上レストランは観光資源として賑わいの発信拠点となっている。つまり、不動産的価値を有する水域は土地的利用の可能性があるといえ、水域の不動産的価値を見出し、土地的利用が促進されていけば、水域はまちづくりの新たなフィールドになると考えられる。そこで本研究では水域の不動産的価値を提示する。
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