緑地景観保全・創出方策としての景観グリーンチェーン構築に関する研究

板里 卓哉
指導:横内憲久教授・岡田智秀准教授(兼担)・押田佳子助教(兼担)
  本研究では、千葉県流山市で行われている景観グリーンチェーン(以下、景観GC )施策に着目し、事業者レベル(行政―事業者)と住民レベル(行政―地域住民)の2つの観点から景観GC推進に向けた知見を得るため、行政による景観GC指導および景観GC啓発ワークショップの実態について分析を行った。その結果、事業者レベルでは、景観GC指導によって大幅な設計変更が実現されており、その大きな要因として「他課の既存緑化施策を、部署を超えて活用したこと」があげられたほか、住民レベルでは、景観GCに対し肯定的理解が促されており、その大きな要因として「住民が緑地景観資源の価値を認識し景観GCに共感したこと」があげられた。
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