海の文化性を活用した大田区臨海部のまちづくりに関する研究

福田 朗大
指導:横内憲久教授,岡田智秀准教授(兼担)
  近年わが国では地域文化を活用した地域アイデンティティ形成の重要性が叫ばれている。特にわが国の臨海地域は、多くの都市が港を中心に発展してきたため、海の利用から形成された文化的事象の蓄積が多いといわれながらも、その文化性をまちづくりに活かせていないとの批判があげられている。このような背景を踏まえると、海の文化性を有しそれがまちの発展に貢献してきたような地域であれば、その文化性を今後のまちづくりに活用し、地域アイデンティティを醸成することが重要と考えられる。
 そこで本研究では、臨海地域を対象に海の利用の履歴から現在に継承された海の文化性を見出し、それを今後のまちづくりに活用する仕組みを提案する。
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