建設廃棄物のリサイクル化による再生材のエネルギー消費量に関する研究
−東京都を対象として−

吉元 裕樹
指導:三橋博巳教授
  近年、日本では廃棄物問題に高い関心が集まっているにも関わらず、リサイクル化を取り巻く状況は解決の糸口を見出せないでいる。廃棄物の中でも、今後大量に発生し続けると予測される建設廃棄物の処理については、再資源化し、再生材として活用していくことが求められている。環境問題が取り立たされる現代において、今後も再生材の需要は増え続けると考えられる。本研究では、木材、鉄鋼、コンクリート、アルミニウム、石膏ボードの建設廃棄物に関して、各材料を再生するためのエネルギー消費量を算定し、各再生材の利用特性を検討した。さらに、新規材に比べ、再生材を使用することで、どの程度エネルギーが削減できたかを数値で表し、再生材の有用性を考察した。
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