建築物の高さ規制に関する研究
−東京都の絶対高さ型高度地区の導入実態と緩和規定に着目して−

内田 裕紀
指導:宇於ア勝也准教授
  近年、わが国では様々な形態規制緩和によって発生した高層建築物に対し、絶対高さ型高度地区制度での制限を行い始めている。東京都でも2004年から導入開始したが、2006年に変化があったことで、現在第2期導入期を迎えている。本研究ではその変化について導入自治体20区市を対象に高さの最高限度の値、緩和規定の設定等から分析を行った。また第2期の導入実態・効果として、新宿区・練馬区・目黒区を対象にして変更過程や設定高さの根拠や与える効果から分析を行った。
 以上より、今後適切な運用が行われていくために他条例との連携や設定高さの目安、変更上の留意点等を示唆することで、制度のあり方の指針を検討した。
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