街路空間を利用した商業活動の活性化に関する研究

力武 俊輔
指導:根上彰生教授、川島和彦専任講師
  今日、各地でのオープンカフェの実施等により、街路空間を利用した商業活動の価値が再認識されつつある。しかし、自動車の普及率上昇以降の自動車を優先した街路整備の実施や、街路空間利用時における既存の沿道店舗との共存方策など、街路空間利用にはいまだ課題がみられる。
 そこで本研究は、1)街路空間利用を想定した街路整備事業の実施に向けた、計画段階における多様な主体による竣工後の街路空間利用の検討の必要性、および2)既存の沿道店舗と街路空間利用の共存に向けた、街路空間利用の実施・管理組織による各種制限等の必要性という2点を明らかにし、得られた知見から、今後の商店街における街路空間利用に向けた提言を行った。
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