地方都市における地域活性化事業の不動産証券化に関する研究

植田　幸恵
指導：三橋博巳教授
　　近年地方都市では、地域活性化事業における資金調達のひとつとして不動産証券化をもちいた事例がみられる。不動産証券化の特性である所有と利用の分離や優先劣後構造等が有効であるとされているが、不動産の規模や収益力、事業者の知識や経験、出資者が集まらないなどの問題があり、地方都市においての不動産証券化は困難な状況となっている。しかし証券化することによるメリット、国レベルで地方都市においての不動産証券化へ対する助成がおこなわれるなど、今後も不動産証券化に取り組もうとする動きは活発化していくと考えられる。本研究では地方都市における地域活性化事業において不動産証券化の利用の可能性について検討した。
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