重要伝統的建造物群保存地区とその周辺地域における地域活性化方策に関する研究
−空間・機能・回遊性に着目して−

佐藤 宣章
指導:根上彰生教授・川島和彦専任講師
  近年、重要伝統的建造物群保存地区では、範囲指定の性質上、周辺地域に市街地が連続している地区において歴史的建造物が点在している地区もみられ、助成をはじめとする諸制度の差から伝建地区の周辺地域において歴史的建造物の喪失、歴史的町並みとしての質の格差が問題となっている。
本研究では、伝建地区とその周辺地域の都市空間において、@歴史的町並みや空間の連続性による景観形成、A歴史的建造物の活用をはじめとする各種機能の配置、B歩行者動線の誘導による回遊性の向上という3点の取り組みに関する実態分析、都市空間形成の現状分析をふまえ伝建地区とその周辺地域の地域活性化方策を提示した。
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