過疎地域における定住促進のための空き家活用に関する研究
−島根県江津市における公民連携による取り組みに着目して−

北山 社
指導:根上彰生教授・川島和彦専任講師
  わが国の過疎地域では、特に高齢化・過疎化により空き家が増加し地域コミュニティや伝統行事などの損失に直結する問題として捉えられ、地域の魅力の低下を招く要因となっている。今後の地域の魅力の維持・向上のためには定住促進は必要不可欠であり、定住促進を目的とし、行政、NPO法人、宅建業者などが連携する空き家情報提供制度の整備が必要と考えられる。
 そこで本研究は、島根県江津市を調査対象事例として、ヒアリング調査および文献調査から定住促進に向けた公民に求められる取り組みおよび公民連携による空き家情報提供制度の仕組みの成立要因と課題を明らかにした。そのうえで、公民連携による空き家情報提供の推進方策を検討し提示した。
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