中古市場における分譲集合住宅のリノベーションコストに関する研究

豊田 真巳
指導:三橋博巳教授
  フローからストックの時代になり、資源やエネルギーの節約という社会的要請に対して、建物の長寿命化が望まれている。分譲集合住宅のストックは500万戸を超える水準となっており、分譲集合住宅においてもリノベーションの活用が必要不可欠である。そこで本研究では、分譲集合住宅におけるリノベーションの実態を調査し、住戸部分と共用部分のリノベーションの内容とコストについて明らかにした。そして、今後は住戸部分のリノベーションに加えて、耐震改修やバリアフリーなどのグレードアップ工事を含めたリノベーションが必要であり、コストについてもそれらの工事に考慮しなければならないことを示した。
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