地域住民の日常利用を促す都市部の人工海浜整備に関する研究
−東京湾沿岸の人工海浜全9事例を対象として−

鈴木 伸吾
指導:横内憲久教授・岡田智秀専任講師(兼担)
  人口が集中する大都市部のウォーターフロントでは、急速な都市化にともない消失した、人と海とのつながりを取り戻すべく人工海浜整備が進められている。この人工海浜は、開放性や生物多様性など、内陸部では確保しがたいさまざまな魅力を有する都市のエッジとして、市街地と海をつなぐ役割が求められている。こうした人工海浜が望ましいウォーターフロントの形成に寄与するためには、地域住民の日常利用の促進を目的とした人工海浜整備を実現すべきとの観点より、人工海浜と後背地との関係性に着目し、「利用の促進への配慮」「アクセシビリティの向上」「存在価値の認知」の3つの視点から、都市における人工海浜整備の留意点を把握・検討した。
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