オフィスビルの建築物総合環境性能評価とライフサイクルコストに関する研究

田中 洋平
指導:三橋博巳教授
  現在、建築物の新築時に、建築物総合環境評価システム(CASBEE)を活用し、環境性能を定量的に評価する動きが、建築行政や設計の実務においてみられる。一方でオフィスビルの事業計画において、環境性能に対する投資を判断するために、ライフサイクルコスト(LCC)の算定を行なっている。その中で現在使用されている環境性能評価と経済的な価値との関係について検討することは、環境性能の良い建築物の設計のために今後重要な課題になると考えられる。
 そこで本研究では、オフィスビルのモデルを設定し、それを構成する部材を変えることによるCASBEEの評価とLCCの試算を行ない、両者の影響について検討を行なった。
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