市街化調整区域における農用的土地利用に関する研究
−古河市三和地区を対象として−

木村 公一
指導:三橋博巳教授
  首都圏整備法の政策区域である「都市開発区域」の中の「市街化調整区域」に生活する地主等は、人口減少と産業低迷の状況下で将来展望が見えず思い悩んでいる。実態把握に古河地域を対象に調査研究をすすめた。まず歴史的変遷、人口、産業等を分析して地域状況を概括的に把握した。つぎに本研究の核心部分である田・畑・畜産を含む農用的土地利用に関して作目別作付面積、単位面積当たり年間粗生産額・所得を把握することで都市近郊型農業の将来性をみた。併せて中心街の整備等による都市的土地利用の動向から「市街化調整区域」でも”自然と農業と街”の調和を図ることにより持続可能な生活空間の可能性をみる。
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