中国における経済適用住宅政策に関する研究
−大連市を対象として−

姜 明植
指導:三橋博巳教授
  本研究は1998年から中低層所得者の住宅面における社会保障制度、経済適用住宅政策に着目した研究である。経済適用住宅とは中低層所得者を対象として住宅建設用地の無償提供、各租税の減額、3%以下の利益、団地内住宅以外の施設の建設費用行政負担によって建築価格を下げた安価な住宅である。 大連市を対象としヒヤリング調査の結果、大連市では都市部住民の中で大連市に戸籍を有するものを対象とし、分譲住宅のみ提供している。また住宅購入資金として、住宅公積金・銀行ローンによって調達することができるが、金利などによって返済することにも負担がかかる。分譲住宅のみではなく賃貸用経済適用住宅の建設が望ましいことを提案した。
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