都市港湾の公共空間における「賑わい活動」の実施要件に関する研究
−京浜港における公共空間の利用実態を通じて−

花野 修平
指導:横内憲久教授・岡田智秀専任講師(兼担)
  本研究では、都市港湾の遊休化した内港地区の新たな利用方策として、公共空間における「賑わい活動」を提案し、当該活動が先進的に実施されている道路・河川の指針と港湾の利用実態との比較を通じて実施要件を検討してきた。
 その結果、遵守事項として「事業主体の条件」「施設」「場所」「許可権者との調整」「第三者との調整」「公益性」「空間機能の確保」「緊急時の対策」の8項目、実施内容や場所によっては遵守すべきである条件別遵守事項として「実施形態」「出店者の選定方法」「公衆利用への配慮」「履行状況の確認」「更新に関する事項」「その他」の6項目、配慮事項として「開催期間」「景観との調和」の2項目であることを導いた。
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