東京の緑地計画の変遷に関する研究
−練馬区の都市化から見た緑地の保全・創造に対する考察−

近江大輔
指導:小嶋勝衛教授・根上彰生教授・宇於崎勝也助教授
  わが国には建築基準法や都市計画法の目的に照らして、有効な土地利用を実現し、魅力的な都市空間を創造するための規制があるが、有効に機能せず無秩序といえる都市が形成され拡大してきた。都市計画の中において「緑地」は必要性と重要性が指摘され続けてきたが、都市化にのまれてきたのが実態である。日本の都市計画の代表的な緑地計画として「東京緑地計画」が挙げられる。その後も、緑地計画は変化しながらも受け継がれてきた。本碍究は、緑地計画の変遷と都市化の実態を調査し、緑地計画が変化せざるを得なかった要因を考察する。その上で、都市計画の中で緑地の保全・創造を目的とする「緑地計画」の位置づけを検討し、明らかにする。
戻る