密集市街地整備を促進させるウォーターフロントの低・未利用地活用の可能性

長井良平
指導:横内憲久教授・桜井慎一教授
  本研究は、密集市街地整備を促進するための一策として、ウォーターフロントに存在する低・未利用地の活用を提案し、その実現可能性を検討するものである。そのため、密集市街地整備の現状、ウォーターフロントの低・未利用地の実態、本提案実現のための課題、密集市街地の住民がウォーターフロントに転居する可能性、以上の4点についてそれぞれ調査・分析を行った。その結果、主に修復型で行われる密集市街地整備は計画通り進んでいないこと、ウォーターフロントには代替住宅の建設に適した低・未利用地が存在すること、提案実現には行政の連携が必要となること、住民の2割以上がウォーターフロントへの転居に許容でき ることが明らかとなった。
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