総合設計制度による公開空地の連続性に関する研究
−東京都千代田区、中央区、港区を対象として−

小泉佳典
指導:小嶋勝衛教授・根上彰生教授・宇於崎勝也助教授
  個別に整備されているオープンスペースが連携、連続することで、景観やアクセシビリティの向上が図られ、その整備効果は高まるといえる。また、その中で、現在も増え続ける総合設計制度による公開空地は、新たなオープンスペースの創出が困難な都心3区において重要な役割を担うものである。
 そこで本研究では、公開空地または他のオープンスペースと隣接する公開空地間における歩行空間の連続性に着目し、現在都心3区において整備されている公開空地に関する隣接状況や空地形態をもとにした分類および類型別の事例分析を通して、その特徴や成立要件を明らかにし、以上のことから、今後の公開空地の整備方策に関して若干の提案を行った。
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