歴史的港湾施設の観光活用に関する研究

梶原 健
指導:横内憲久教授・岡田智秀専任講師(兼担)
  本研究は、約1000もの港が都市とともに発展してきたことをふまえて、その歴史を今に伝える歴史的港湾施設を観光活用する手立てを導くことを目的としている。そのために、まず現状における歴史的港湾施設の観光活用実態を明らかとした結果、観光活用しやすい施設と観光活用が困難な施設の特徴を捉えた。そして、具体的な整備方法としては、徒歩による観光行動を念頭に置き、観光行動に重要な駐車場配置と観光ルート設定の観点から歴港施設を観光活用している市町村の空間的特徴を捉えた結果、徒歩行動を誘発する駐:車場配置計画、水際の観光ルート設定ならびに集客性の高い幹線道との結びつきを強化することの重要性を導いた。
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