プライベートビーチに着目した海岸空間の環境管理手法に関する研究

山崎正人
指導:横内憲久教授・岡田智秀専任講師
  本研究では、海岸空間における民間主体の環境管理手法として、プライベートビーチを活用した新たな海岸管理を提案し、その実現化方策を検討するものである。調査は、民間事業者の自主管理がみられる沖縄県の海浜地を事例として、リゾートホテル事業者6社へのヒアリング調査から、その管理実態を捉えた結果、沖縄県では、すでにプライベートビーチ的な環境管理が現出している状況にあった。そこで、こうした民間の自主管理に一定の基準を設けるため、改正海岸法によって日常的な管理を受託している沖縄県恩納村、千葉県成東町、京都府網野町へのヒアリング調査から3自治体の管理体制を把握し、本提案の制度化のための要件を明らかにした。
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