住宅の性能表示制度と鑑定評価に関する研究
−木造在来軸組工法住宅について−

長谷川 玄
指導:三橋博巳教授
  建物は我々の生活と活動とに欠くことのできないものでありその資産的な価値を評価する意義は極めて大きい。近年欠陥住宅等の問題がクローズアップされておりそれを受け2000年4月に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「住宅性能表示制度」がスタートし、3年目を迎えている。同制度が普及しつつある現在、本制度を利用した住宅の資産価値がどうあるべきか、重要な問題と考える。その問題に対して、日本住宅性能表示基準の現状を把握し、積算価格から性能原価の分析を行い、不動産の鑑定評価に反映すべく、性能と経済価値の検討を行い、建物の鑑定評価に性能を取り入れた評価のあり方の提案を行うことを目的としている。
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