ウォーターフロントにおける開発手法に関する研究 |
菅谷彰夫 |
指導:横内憲久教授 |
近年の景気低迷により衰退の一途を辿っている中小都市においては、基盤の整った港湾をウォーターフロント開発という新たな活用方策として展開することで地域活性化を促していくべきと考える。そこで本研究では、既存のWF開発事例を対象に、今後の開発に活用可能な要件を定量的に考究し、中小都市のWF開発手法を導くことを目的とした。これより、WF開発の集客に影響を及ぼす要件を定量的に把握し重回帰分析を行った結果、大都市のような巨額な投資を行っても、中小都市では来客数の増加は見込めないことを把握した。そこで、施設の多様性や観光地や周辺都市に隣接する適地を選定することで、地域活性化の手段として活用できる可能性を示した。
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