住民資本参加によるまちづくりに関する研究
−地方債制度における住民公募債に着目して−

中野智治
指導:小嶋勝衞教授・根上彰生助教授・宇於ア勝也専任講師
  いわゆるバブル経済崩壊後、地域プロジェクトの多くが危機に直面しており、地方自治体が関係する第三セクターにおいても破産という事例が出始めた。今後、地域プロジェクトを核に住民の主体的なまちづくりに対する意識を向上させ、住民が積極的に関わり事業を成功させるために、地域プロジェクトと住民の関わりをより一層深めることが重要である。そのひとつの方策として地域プロジェクトの事業費に住民の資本参加を直接行うことが有効であると考える。本研究は、地方自治体が行う地域プロジェクトの事業費に地域住民が直接資本参加することが可能である「住民公募債」に着目し、住民資本参加による効果的なまちづくり活動の方策を導きだした。
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