民間借家における定期借家権制度の利用促進に関する研究

上原和歌子
指導:小嶋勝衞教授・根上彰生助教授・宇於ア勝也専任講師
  「定期借家制度付き住宅」の利用率はまだ数パーセントである。本来望ましいはずの制度の利用が進まない理由が、法制度の問題なのか、市場の問題なのか、制定からの期間が短く単に周知度が低いからなのかは明確にされていないのが現状である。そこで定期借家制度の普及をうながすために実態をとらえ、どのような問題点・課題が存在し、何をクリアする必要があるかを調査し、その解決方策を見出す必要がある。本研究では現状や問題点に関する独自のヒアリングやアンケート調査を実施し、その分析からの制度の利用促進につながるよう問題点・課題の解決方策を整理し、都市計画的手法、経済的検討(市場性)、法の見直しにつながる知見を得ることを目的とする。
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