小規模自治体から見た市町村合併に関する研究
−合併協議の過程の分析−

林雄一郎
指導:小嶋勝衞教授・根上彰生助教授・宇於ア勝也専任講師
  今日、地方分権や行政改革、少子高齢化といった観点から、市町村合併に対する議論が高まってきている。本研究では自治体の多くを占める「町・村」と言った小規模自治体から見た市町村合併の現状や問題点を明らかにし整理するために小規模自治体を中心として調査・研究を行った。その結果、合併については多くの自治体は必要性を感じているが、積極的に自分たちから合併の議論を高めようと考えている自治体は少なく、現在の合併議論は、政府だけが乗り気であることが分かった。しかし、今後の自治体運営を考えた時、合併も一つの選択肢であり、自治体は積極的に住民へ情報を提供し、合併の是非も含め、さらなる議論の高まりを導く必要がある。
戻る