中規模都市における都市機能の集積特性に関する研究
−市街地のコンパクト性に関する考察を通して−

島村正人
指導:小嶋勝衞教授・根上彰生助教授・宇於ア勝也専任講師
  わが国において点在する市街地を結ぶ自動車依存型の生活は、都市環境を悪化させる要因となっている。自動車から排出されるCO2を削減するといった環境に配慮した都市形成を実現していくことが今後重要な課題となっており、欧州での都市形成の理念のひとつである「コンパクトシティ」の考え方はわが国でも注目されている都市整備手法のひとつである。
 本研究は都市構造のコンパクト性に着目して、都市の類型化を試みるとともに、コンパクトな都市構造の有効性を考察し、市街地のコンパクト化による今後の都市整備の方向に関する検討を行った。
 概してコンパクト性が高い都市では、自動車依存の割合が低く、公共交通の利用度が高いことを確認した。
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